「ふたたび、暖簾をかけるまで」第29話
当時の日記や出来事など ご本人
6月5日(金)
朝は肌寒いので長袖の服を着て作業所見学に行ってきます。
支援センターのS木さんが一緒に行ってもらえるのはとても助かります。
昼P.M14:20
協働ホーム(作業所)見学に行ってきました。
お世話になるつもりですがこれから“かどや”再オープンに必要なことをよく学び取り組んでいきます。
夜P.M19:50
長くかかるリハビリですが少しづつでも回復を感じています。
たいへんな病気になったこと、それにまけることなく治療、リハビリ大切な時間になったと思っています。外は梅雨入りしたような雨が降りつづいています。
6月6日(土曜)
朝10:10広島に電話させてもらい今の状態を話できました。
短い会話でしたがお父ちゃんお母ちゃんの声聞けてうれしかったです。
チビと貝を山科川に返しにいってきます。
夕方 P.M16:00
チビ山科川へ返しにいけました。小さな命からたくさん元気といやしをもらいました。
今からチビのぶんもしっかり現実にむきあって生活していきます。
6月7日(日曜)
朝9:40
今から呉竹センターへお母さんの踊りの発表会を観に行ってきます。
ちょっと暖かくなりそうなので水分補給は気をつけます。
昼15:30
S戸さんひびき竜也さん唄わはりました。A場さんk川さん来てはりました。
年齢いかはった人もほんとパワーがあってお元気でした。
今当時のことについて思う事 ご本人
手帳を読み直していると日に日に回復を感じとれますし
これからも毎日手帳を書く事を続けていこうと思います。
メダカを友達にもらって店で飼っていたのですが,入院して店を留守にする日が多くなり、山科川へ逃がしに行きました。
またメダカを飼えるように元気になります。
歌や踊りは今までは興味は全くなかったのですが
病気で倒れてから歌やパズルなど新しい事にも関心を持つようになりました。
*この日記は高次脳機能障害からの記憶障害の練習の為にご家族による当時の様子、思いとご本人による振り返りから構成されています。ご夫婦より多くの方に知ってもらいたい、とのご希望があり、掲載しております。
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