「ふたたび、暖簾をかけるまで」第45話
(当時に日記や出来事など ご本人)
7月5日(日)
朝7:10
朝スッキリ目覚めたので一階におりて新聞に目を通します。今日の予定は手帳には何も記入がないのでゆっくりすごします。
昼16:10
道に迷ったおばあちゃんの道案内しました。地図をもっておられたのですが書いてあることがよめなく話ししても小さい声で聞きとりにくく時間はかかりましたがどうにか目的の場所を案内できました。Hさんにもおあいできてすこしほっとしました。
7月6日(月)
昼11:20
浅川亭の作業今日からスタートです。お弁当とてもおいしくうれしくたべさせてもらいました。久代への感謝の気持ちがいっぱいです。あせらず少しづつでも進んでいきます。目標はしっかりもって!!
夜20:00
家族に乾杯久しぶりにみています。前とかわらない番組のふんい気と音楽とでほっとします。浅川亭無事におわりました。ほどよいつかれはこの感じなのかとからだと頭で感じています。今日はゆっくりねます。
(今当時のことについて思うこと)
人との会話は耳できいて相手の伝えたいことを理解しますが
耳だけでなく目の動き、口の動きを見て相手が何を伝えたいのか考えるので
高齢の人は口の動きも小さく目線も変わらないので何をききたいのか、伝えたいのかわかりにくかったと思います。
浅川亭での作業は私にとってほどよい疲れを感じる作業内容でした。
ひとりひとり目的も、能力も、障害の程度も違いますが担当してくれたN村さんが
私のことをよく見てくれていたので安心して作業に集中できました。
テレビ番組も営業していた時につけていた番組はよく記憶に残っています。
*この日記は高次脳機能障害からの記憶障害の練習の為にご家族による当時の様子、思いとご本人による振り返りから構成されています。ご夫婦より多くの方に知ってもらいたい、とのご希望があり、掲載しております。
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