「ふたたび、暖簾をかけるまで」第61話
(担当STとその後のやりとり)
「疲れやすさ」への対応を二つ前回書きましたが、まだありました。
③店舗兼自宅を活かす
一階が店舗、二階が自宅なので、料理の切り盛りが一旦落ち着いたら
2階に上がってしばらく休憩する。
体力的なことも少しありましたが、頭の整理や切り替え、「沢山の視覚刺激から休む」が
メインでした。
④繁忙時間の助っ人
奥さん、ご本人だけでは繁忙時間、曜日の対応が遅れる、又は焦ってしまう、という所から
最強の助っ人「奥さんのお母さん」が加わることになりました。
注文の伝達や洗い物をご夫婦で業務に慣れていくまでの間、部分部分でお手伝いしてくださいました。マスターは「お義母さんの腰が曲がってて、後ろを通るのが狭くて狭くて」と
言われますが、そんなに曲がっては折らず、ジョークなのかそう見えるのかは不明です、、
またお母さんは車の運転も出来るので大きな買い物のお手伝いもして下さりました。
周りの協力とご夫婦の努力、環境の調整で徐々に耐久性の不安も減ってきました。
*この日記は高次脳機能障害からの記憶障害の練習の為にご家族による当時の様子、思いとご本人による振り返りから構成されています。ご夫婦より多くの方に知ってもらいたい、とのご希望があり、掲載しております。
Comments