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執筆者の写真hanataku2019

「聞いて聴いて、早川一光先生のラジオな話!又、来週」

「聞いて聴いて、早川一光先生のラジオな話!又、来週」第16話

 当時TV大阪が出来て,TV東京から購入していた番組の編成が厳しくなり(商圏が同じ)、独立U局のサンTVとともに系列局を持たないKBS京都も番組編成に苦慮。

苦肉の策として、ラジオのスタジオにカメラを持ち込み、「武部宏のおはようサンシャイン」以外の平日の番組をラジオ・テレビ同時放送にしました。

当座生き残るための決断でした。

カメラに縛られたラジオ。

ラジオがラジオと言えるのは、担当する「おはようサンシャイン」だけ。

自分の番組だけやっていれば良いと云う、従来の発想や枠を超えて、エリア内はスタジオ。振り向けばKBS京都ラジオ。ラジオはイベント。

月に3回はリスナ-参加の番組イベントをやると決め、他のスタッフにも言いました。

「一歩、前に出よう!」



御所や祇園祭の鉾町(高石ともやさんと一緒に、自転車で)をスイスイ!

面倒な許可も不要。

「おはよう」の一言でパス。

或る時は、中継車、又或る時は移動車。

京都三大祭り完全制覇。

行列の役をもらって衣装を着て、放送終了後も最後まで参加。(これも見せるラジオ)

日本三景天橋立松並木を走破(技術の人たちは難しい仕事ほど燃えます。この時は3段中継)。

千日回峰行体験(デンスケ取材)。

頑張る中高年武部宏!あらゆる年代から支持を得て、聴取率も良くなりました。

他にも「宏と一緒にシリ-ズ」ハイキングや山登り例愛宕山千日参り・御室仁和寺成就山(放送終了後、山門に行くと何と900人の人が!)天王山・三上山・保津川下り等。

「たまには贅沢シリ-ズ」は、京の一流料亭で20人?限定お食事会(お得な有料企画)他にもユニ-クな企画として、サンシャイン農園1号は街中の歯医者さんの駐車場をリスナ-と一緒に耕してサツマイモ農園に、収穫祭も皆さんと。

2号農園は、農協さんと田んぼで田植えと稲刈り収穫祭も、一乗寺下り松にラジオカ-が行った時、若い松しかなく宮本武蔵ゆかりの名物武蔵まんじゅうを作ろうと呼び掛けた所、地元の和菓子屋さんが名乗りを上げました。

番組では専門家に入ってもらって、味・刀のつばの形・デザイン・値段・包装を検討。

バス停一乗寺前の銀行の軒先をお借りして、200人試食アンケ-トを実施。

全て番組企画として放送!宮本武蔵ゆかりの武蔵饅頭の完成です。

地元のお土産品の誕生です。現在も販売しておられます。

番組が作ったといえば、書籍もあります。

「ラジオは自転車サイズ」著者は武部さん。



会社の事業部扱いにして番組が、全面バックアップ。

本の末尾のはがきを送れば50人にソ-ラ-ラジオをプレゼント。

京都新聞のベストセラ-紹介では、2週間連続ベストセラ-を記録。

初版は完売。農協さんの協力でKBSホール前で新鮮な野菜や花を売るラジオ朝市も実施。営業の要請で、「武部宏と一緒に行くヨーロッパ旅行」も企画。

募集は100人

11月の旅で、募集開始は9月1日から。

ところが8月12日日航機墜落事故が発生、延期も検討しましたが旅行会社の意向もあり決行。心配しましたが、集まり過ぎて(300人位)3班編成で出発日をずらす事に。


「早川一光のばんざい人間」も旅行企画を考えましたが、一味も二味も他の番組とは違っていました。それは又、今度にして、どんなに人気が有っても、始めが有れば終わりがあります。

ラストランは、滋賀県彦根市の世界古城博覧会協賛企画と銘打って、琵琶湖を1周して会場にゴ-ルする2泊3日の旅(前日彦根。当日型田泊り)。

午前9時にゴ-ルするため武部さんとサポ-ト隊(自転車4人位)は、午前4時頃型田のホテルをスタ-ト。私はFAXされて来たN/天気を持って、ラジオカ-で集合地点の犬上川の橋へ(武部さん、途中自転車でこけて足の膝に擦り傷)。

放送スタ-ト!沿道には、沢山の人。

武部さん「のどが乾きました」

皆さんお茶や缶コ-ヒ-を手に声援、歓声とファンファ-レの中、

彦根城会場に無事ゴ-ル!

今思えば、少ないスタッフで良くやったと思います。

武部さん50代、私一回り下のイノシシ。

早川先生が言ってました。

「高田君忙しい時ほど、いい仕事が出来るんや!」

次にラジオ自転車を使った企画をと言われ、制作したのが

「りんたろうのラジオストリ-ト」(週1回金曜日の午後)美人外国人留学生と中年アナのコンビが、路地から路地へ外国人目線で、京都をリポ-トしました。

編成が武部さんの後のパ-ソナリテイ候補を聴くので、制作費は嵩むがつボイノリオさん!を推しておきました。

私は6ヶ月間ラジオカ-他サポ-ト。

いよいよ、来週は「早川一光のばんざい人間」土曜の朝に帰ってきます。又、来週(つづく)


*著者紹介

KBS京都「早川一光のばんざい人間」を立ち上げた初代ディレクター


*一乗寺下り松 武蔵まんじゅう


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