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「聞いて聴いて、早川一光先生のラジオな話!又、来週」

更新日:2020年7月28日

「聞いて聴いて、早川一光先生のラジオな話!又、来週」第40話

第40話

 早川一光先生は、1950年(昭和25年)京都・西陣に、住民出資による白峰診療所を創立。後に堀川病院に発展し、院長・理事長を歴任。

路地から路地へ「西陣の路地は病院の廊下」往診して歩く姿から、

「京のわらじ医者」と親しまれいつしか「ボケの大家」。

2002年(平成14年)には、「わらじ医者よろず診療所」を開設し、地域医療の神様(鎌田實さん)と、全国各地から講演依頼が殺到。

2時間を超える週1回の生ワイド番組のレギュラ-・メインパ-ソナリテイ-としては、民放最高齢でした。(民放連に報告、異論は有りませんでした。)

 2005年元旦、この日「早川一光のばんざい人間」は放送900回目を迎えました。

1月13日(木)朝日新聞夕刊の記事。「メデイア横丁」高齢化時代の長寿番組で取材して頂きました。

【81歳早川さん、淡々と18年。正月1日、900回目を迎えた。50人を超える聴取者がお祝いに駆け付け、スタジオに入りきれずロビ-まであふれた。放送終了後、改めてマイクを握った早川さんは、淡々と18年の道のりを振り返った。・・

早朝にもかかわらず、京都市内は勿論、大阪や和歌山からやって来るファンもいる。・・・「はっと気がついたら18年になっていたといった感じ。ホントは病気を治す主治医は患者さんで、医者は支えるだけ。ラジオも同じで聴取者が主役で、私は聞きたいことに答えてきただけ」

と、早川さんは屈託がない。千回まであと2年余り。今度は早川さんから、どんな感想が聞けるか、今から楽しみにしている。】


・・・それがなんと、放送終了時は1591回。

先生94歳!びっくり仰天!誰がこの時、想像したでしょう。

このころアンケ-トした参加者の平均年齢は、71.6歳。

何年も通っている人も多く、500回、600回と通う人も珍しくありません。

自然に世話役をかって出てくれて、初めての人がうまくとけ込める様に心を配ってくれます。スタジオに来て、先生のお話に生きる勇気と元気をもらい、仲間と話をして、

1週間分の生きる力を得る。

私は放送に手一杯で、ご挨拶する程度ですが、何時もいる人がいない。

「○○さんどうしたの?」「入院してはる。」「亡くなった。」

「足腰が弱ったので、次回からは家でラジオ聞きます。」

挨拶をされる方もいます。子供さん同伴で参加する高齢の方もいます。

生.・老・病・死、たくさんの方がスタジオに、来ては去り、とおり過ぎて行きます。

今、健常者でも老いや死は、誰にもやって来ます。


♪「この道は、いつか来る道・・」

と先生歌います!病や死に向き合ってきた、早川先生だからこそ死を語れます。

暗い深刻な問題を明るく、語れるのも先生。励ましてくれるのも先生でした。

朝日新聞の記事が出た時は、2回目の滋賀放送局勤務。

番組制作と、彦根・長浜・米原の記者クラブを担当。(大津には報道記者がいました。)

彦根のスタジオと長浜のサテライトスタジオから、本社の番組枠をもらい、タレントさんで全国に発信もしました。

その時は、新快速があったので京都から通いました。

彦根城築城400年に向け、ひこにゃん等話題も豊富、事件で記憶にあるのは、長浜の幼稚園児殺人事件。朝は彦根の記者クラブによって局に行くのですが、午前9時40分産経新聞の若い記者しかいません。

京都新聞と同居のビルにつくと、我が社の京都新聞ニュ-スで第一報を伝えていました。

大津の報道と連絡を取り、交代するまで現場に向かうと打ち合わせ、本社報道には、地名の読み方が間違っていると、訂正を連絡。

ラジオカ-に飛び乗り、技術の運転で現場に向かいました。

上空には、沢山のヘリコプタ-が飛んで規制線が設けられていました。

なじみの京都新聞の記者を見つけ、概要を聞く。

長浜警察署に捜査本部が設置され、犯人は逃走中。

午後2時から、記者会見予定。犯人は特定出来ているが、国籍等あり、まだ発表されていない。午前10時40分頃、長浜警察署に。地の利も有り、先着組。

その後、続々TVの中継車が来て、大津の記者に引き継ぎ、私たちは午後3時からのレギュラ-番組「おーい!びわこ!純瓶一美のぐるっとびわこ」に向かいました。(本社からもTVの取材班が出たと思います。)夕方までに、逃走中の犯人は捕まりました。悲惨な事件だけに東京からもニュ-スキャスタ-が集まり、町は報道陣(雑誌記者も)で一杯でした。夕方や、全国ネットの番組には、交代した大津の報道記者が対応しました。現場上空の沢山のヘリコプタ-が、京アニ放火殺人事件とだぶります。

又、来週!(つづく隔週予定)



*著者紹介

KBS京都「早川一光のばんざい人間」を立ち上げた初代ディレクター

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