「ST、在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その8


今回は退院前カンファレンスでの対応についてです。


退院後、初めて在宅STサービスが始まる場合もありますし、一旦体調不良で入院されてからの退院の場合もあると思います。


大体の退院前カンファレンスの全体の流れは

①病院相談員による参加者紹介

②主治医からの病状に関する説明(オペならその内容なども)

③病棟担当看護師からの病室での様子説明

④病院担当リハ職からの説明

⑤ご家族、本人の自宅での希望や質問

⑥退院日決定


という感じが多いです。


在宅側の支援者からのコメントが無いことが結構あります。

「聞く側」であることが前提なのもあるでしょうが。


しかしこの流れの説明だけでは当然抜けが出来ていますので

幾つかの要点について質問・確認をするようにしています。


1,病状の説明から、在宅生活で新たに留意しないといけない事について

(水分食事摂取量の制限や最低摂取目標、安静度、訓練負荷の目安等)

これはSTに限った内容では無く、全般的な確認です。

退院後ご家族が実話理解していなかった、ということも多々あるので、

噛み砕いて説明出来る為にも重要です。


2,具体的な食事方法、環境、摂取量について

病院側からの食事の申し送りは「病棟ではペースト食を食べて居られます」ぐらいの量であることが多いです。嚥下障害があっても形態まで話されないこともあります。

平均でどれ位食べられているのか、自己摂取出来ているのか、家でその食事が用意出来そうか、足りない場合どうやって補うのか?については詰めて置かないと、

必要量が食べられない状態・環境では在宅生活は成り立たないからです。

毎日の在宅生活のイメージを想定して説明出来る病院看護師やSTは正直少ない印象です。

私も病院勤務時代は「ペースト食なら食べれています、ムセが出てきたら中断してください」というような、ざっくりした内容で伝えていたと思います。

分食が可能な家庭環境なのか、内服薬はどういう方法で飲むか、散剤に出来ないか、なども確認、検討してもらいます。また介助での食事であれば必要に応じてヘルパー増回なども必要となってきます。

介護者が作れる、買える食事なのかも検討が大切です。以前*に書きましたが指定された介護食が食べれないと普通食をなんとなく出してしまう家族は多いです。

具体的な商品や近隣で売っている場所などもお伝えする必要があります。


3,主治医の確認

入院や疾患によって主治医が変わる場合があるので、退院前カンファレンスで直接今後はどのドクターが主治医となるのか、等も確認が必要です。


4,要らない専門用語の解説

医療職の専門用語でついつい話してしまう事が多いとご家族に説明していても理解が得られないことがあるので噛み砕いてそれとなくご家族にお伝えすることがあります。


5、本当に帰れる状態かの確認

移動面やサービスなどの照らし合わせは食事環境以外にも日中独居になる場合のコミュニケーション方法、緊急連絡、玄関の上がり框の上り下りなどチェックが必要なので不安な点は確認し必要に応じて退院前訪問などで病院スタッフからチェックしてもらう必要があります。


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