「ST,在宅やってるってよ」155
在宅生活ー外来の中でゆっくりと進行していく認知症由来の言語障害の方に関わり出して、これまで入院のエピソードも無く、所謂「STリハ」をご経験されないまま、身体は元気ながらも言語理解、表現がかなり難しい状態まで進行されての依頼でした。
支援者、ご家族もコミュニケーションの糸口が、、
と要望があり、気合満々で訪問しましたが、、
言語リハを理解できる時にの経験されてない中で
急に家に来て、苦手なことばかり確認する、
「話すだけで帰る人」と移ると
不安感ばかり助長してしまうご様子でした。
ですので、
方向転換。
ご家族から聞いた故郷の様子をGoogleマップで
擬似旅行体験。
ご家族は久しぶりの故郷の様子に喜ばれますが
ご本人はまだピンと来ず、、
しばらく間を置いて気付かれ大興奮。
喜んで頂き、帰りも玄関まで出てきて見送って下さいました。
「言語面を診る!」で前のめりになりそうだったのですが、目で見て楽しむ、気づく力もお分かりになるのに時間が要することもわかりましたし、
何より
訪問してくる時間が「楽しい」と思って迎えて下さることが1番だと改めて気付かされた場面でした。

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