「ST在宅やってるってよ」その22
リスクシリーズが続いていますが、今回も。
在宅でバイタルチェック時にこんな所も確認しています。
☆足背動脈の触知
深部静脈血栓症のリスクがある方が多いので、左右確認します*1
触知が弱くなっていたり、皮膚の色が悪いと危険なサインですので速やかに受診してもらうことになります。
☆皮膚の状態
触知と共に足の皮膚の状態なども確認したしります。異常があると看護師さんに連絡したり受診を勧めたりします。*2
☆サチュレーションモニターが測りにくい
末梢が冷たい方は、拍動が安定して取れるように温おしぼり等で温めてから測定します。
また数値が出てすぐに判断するのでは無く、しばらく経過を待ってから判断します。
どれも在宅で一人で応対する際に必要な視点です。
異変に早く気づくことが大切で、「行ってみたらどこも悪くなかったら恥ずかしい」は
無しです。
「行ってどこも悪くなかったらラッキー」なんですとお伝えしています。
また、以前も書きましたが、
介護者や介護環境によって受診をお勧めして終わりか、医療機関・看護師さん等へ
直接連絡するかは判断が変わってきます。

*1看護技術(看護師転職サイトランキングより)
*2WOCnursing(医学出版)
*3パルスオキシメーターハンドブック(日本呼吸学会)
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