「ST,在宅やってるってよ」その43
アメニティシリーズが続いていますが、
このご時世、、今回は「感染対策」です。
我々はこと、「感染」に関して言えば
在宅で口を開け合って高齢者に対応する機会が他職種に比し多く、
感染リスクの高い仕事と言えます。
厚生労働省HP*1では咳、怠さ、発熱を挙げています。
また密閉した空間での関わりも空気感染は現在のところ(3月6日現在)
認めてられていないようですが留意は必要とのことです。
今の所、判っている特徴は
・メインは飛沫(唾や体液の目や口等の粘膜経由での感染)と接触感染です。
・飛沫感染は1~2メートルの距離を取るように推奨されています。
・一度付着したウィルスは数日残ってしまう(ドアノブ、手すりなど)
・重篤化するタイプと軽症で済むタイプの2種類がある可能性
・アルコール消毒が可能
・子供にも感染する
・高齢者や基礎疾患のある方は重篤化しやすい
37,5度の発熱が4日間続く場合は「帰国者・接触者相談センター」へ。
(妊婦を含む高齢者や基礎疾患のある方は2日の持続で)
・PCR検査が医療保険負担になり、自己負担額も公費負担で実質無料であること。
医師の判断が検査を受ける上で必要であること。
そんな状況の中で我々が出来ることは
・訪問前に事前にご利用者に検温をお願いしておく(可能な限り)37,5度以上の場合は連絡頂き、接触機会を避ける
・口径模倣や斉唱訓練は出来るだけ避ける。必要な場合は距離を1メートル、対面では無く対角線上に取る
・口腔ケアの場合はマスク、メガネ(目の粘膜感染予防)、グローブ対応を徹底
・移動時も含めて外部のドアノブなどは出来るだけ非利き手で行う(ふとした時に目を擦る際のリスクを減らす)
・不要不急の会議、会合は避ける(各人スマホで無料で可能なネット会議に切り替える)
・介護者や支援者のサポート頻度が少ない施設では換気(5分くらい)や適度な湿度調整
(喉の衛生状態を保つ)の環境調整も留意。
・マスクを付けたままの会話や手指消毒をこまめに行うことの説明と同意、誤った感染への認識などがある場合にきちんと説明できること。事業所として感染予防として行っていることを自分の言葉で話せることも大切になります。
・移動時のコンビニ等トイレ利用時も備え付けの除菌スプレーなどで便座を拭う
・適切な手洗い方法、バイタル用品(特に体温計)のこまめな消毒*2
・睡眠、適度な運動と支援者が十分な休養をとって免疫を高めておくこと
自分自身は抵抗力があっても、媒介者となって高齢者、子供に触れる仕事なので
このあたりは意識していければと思います。
また、感染リスクへの意識が高まったことでインフルエンザの感染者数は減った
とのニュースもあります。
普段から意識していければ、良い面もあると前を向いて対処していきたいところです。
*1厚生労働省HP「新型コロナウィルスを防ぐには」
*2日本調剤HP
https://www.nicho.co.jp/column/20200303_c1/
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