「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その64



先月日本脳卒中協会から報道関係向けにアンケート結果のお知らせ*がありました。

以下抜粋


脳卒中患者・家族は何に困り、何を求めているのか?

~全国規模「脳卒中患者・家族アンケート」を実施~

本調査から見えてくる脳卒中患者・家族が経験している困難:

(1) 治療や制度が分化されており一貫した支援が得にくい

(2) 地域生活におけるリハビリテーションやケアが十分でない

(3) 働くことへの支援が不足している

(4) 失語症という後遺症に対する支援や理解が不足している

(5) 脳卒中に対する社会の理解が不足している

                           (日本脳卒中協会)

脳卒中・循環器病対策基本法のもとで現在協議されている「循環器病対策推進基本計画」や、 それに基づいて立案される「都道府県循環器病対策推進計画」に、「患者・家族の声」が反映されることを願ってのアンケート調査による声を届けるというアクションだったようです。


この調査結果の詳細は下記リンク先から読んでいただくとして、

どれも在宅でSTをしているものからすると痛切に感じるものでした。


自分自身が病院で外来や入院患者さんを担当していた時につなぎ先が無かった時にも感じましたし、地域に出て保険適応が無い方や「見えにくい上記の症状やニーズ」に対しての支援者側の把握や支援としての取り組み方にも感じるものがありました。


在宅に出て、保険、保険外の受け皿を作っていくことは勿論ですし

病院ー施設ー地域ー施設ーオンライン等、どうやって繋がると当事者さんにとって

ベターなのか、を共有する取り組みも必要になります。

また入院時の相談員ー退院後のケアマネジャーー施設内包括型の支援施設ケアマネジャー、施設スタッフでの専門家不在場所での専門リハビリ知識を受ける方法、などの共有も必要になります。


この部分は個々人では限界があり、各都道府県士会や基幹病院・公的なリハビリテーション支援センターなどと協同で多職種参加型の実のある研修を開催して取り組む必要があります。(このエッセイもそういった部分の共有に繋がればと思っている部分もあります)


「見えにくい困りごと、したいこと」で困っている方々は確実におられます。

そして我々の知識・技術、提案で変わることが出来る方も確実におられます。


以前参加した学会で地域の失語症当事者会を盛り上げていた方が転居された先で

孤立し、自殺されたというお話を聞いたことがあります。

人は周りに知らず知らず活かされている、生かされている。と感じます。

そういった「継ぎ目のない選択」がある地域の環境作りが必要だと感じています。



*日本脳卒中協会

http://www.jsa-web.org/wp-content/uploads/2020/07/kanja_report2020_press.pdf



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