「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その68


先日、訪問先の施設から新規のご依頼がありました。


嚥下状態が悪くなり、ご入院。


「胃ろうは希望されず、食べられないので看取り方向」


となり施設に戻って来られると。


元々施設は、食欲もあるご利用者なので胃ろうをしつつ食を楽しむを

望み病院に胃ろう増設可能かご家族と相談の上で受診されたとのことでした。


詳細な入院中のやりとりは知りえませんが、大きく内容が変わった様にも感じました。


また施設に戻られる際のサマリーは

「嚥下評価スコア合計●点、以前より低下あり経口摂取による誤嚥リスクは高い

病院では●ゼリーを摂取していました」


のみでした、、、


こちらの施設に摂食嚥下の専門家は常駐されていませんので

この送りだけではゼリーを食べていいのか、ゼリーもリスクが高いのか、

看取りだから好きなものを食べてもいいのか、

そういった辺りが全く整理されていませんでした。


結局初回評価で高栄養ゼリーは一個食べられる、水分もトロミで少しずつ飲める

何より、口に運ぶと食べられる食欲がある。


施設として

1日3個これを食べる

水分は点滴+経口で可能な範囲で必要量を摂る。

という方向で取り組まれることになりました。


看取りでは無い対応に施設に戻ってから徐々になっています。


これでは専門機関で見てもらった意味が無い様に感じます。


そもそも施設に我々が訪問していなければ、この評価結果からの

今後の方針が立たないと思われます。



我々に何が出来るのでしょうか。


病院批判がしたいわけではなく、私も病院に居た際にこういった想像力は乏しかったように

思います。

例えばペースト食で病院で食べられてるんだから問題ない、と思っていたのです。

(実際はペースト食で食べられたら、それ以上のものを在宅で食べたくなるのは当たり前)


また「施設、家に帰ると食べられるようになる」にも懐疑的でしたが、

一定数、そういった方は在宅ではおらることも在宅に出てから体感しました。



この溝を埋めるために出来る事は


・各分野のセラピスト同士の交流(研修、WEBイベント、勉強会、SNS意見交換)

批判ではなく双方の意見、価値観を共有するスタンスが良いと思います。


・双方の申し送り

「こんな練習してました、こんなんの食べてました」だけでなく

求めている内容を明確にした上で送る方が良いと思います。想像できない部分をお互いに補うためです。

・簡易な情報交換ツールの活用

医療介護職用のSNSツールも徐々に普及してきています。

これまでの様に書面に起こし、印刷し、FAXではタイムラグも手間も多く非効率的です。

手軽に聞き合える、相手の時間を取らない形での情報共有手段を病院ー在宅間で可能にする必要があると思います。



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