「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その104


病院勤務から在宅STに職場を変わると、多くの分野で経験を活かすまでに

「在宅チューニング」が必要になります。

特に疾患の多様性、在宅の利用者本位の選択、活動と参加への意識、環境(支援者・経済状況に応じたカスタマイズ)、リスク管理、多職種連携はこれまでも挙げて来た通りです。


しかし、病院を経験していると在宅に出て、比較的最初から重宝される、活かせるフィールドがあります。


それは

「復職支援」です。

回復期病棟で高次脳機能障害者への復職支援の可否やフォローを経験している方は

比較的多いと思います。その際に用いる検査バッテリーの経験も当然付随してきます。


この分野を在宅で他業種で担える方は殆どいません。

また退院時に「今後就業も視野に」と言われていても在宅支援側は分からないものです。


障碍者就業支援センターの方々でも病院で実施されている検査で理解出来るのはWAISぐらいだと、仰っていました。(職業適性検査はこちらで受けます)


ケアマネジャーにとっても「脳梗塞の既往があって記憶障害がある高次脳機能障害」と

いう文面だけでは、幅が判らず時に過度な又は過小な支援体制となります。


机上検査並びに日常生活からの遂行機能等、必要になる課題を抽出し、

噛み砕いて多職種に伝達するのがSTの役割となります。

障碍者生活支援センターの相談員さんと繋ぐ、精神障碍者手帳の取得のメリット、

一旦作業所・就労移行支援施設と繋ぐか、復職先の適性部署の提案、自営業で無ければ

ジョブコーチとの連携も視野に入ってきます。

都道府県の高次脳支援センターの相談員も含めて各地域で連携出来る社会資源を確認しつつ

中心になって動くことで在宅支援の遣り甲斐を感じてもらえればと思います。

復職後の進捗も在宅支援ですので確認しつつ進めることが出来ます。

高次脳専門医にデータ共有することで種々の許可を得やすくするのも役割になります。



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