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執筆者の写真hanataku2019

「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その105

在宅、地域に出て様々なシーンで小児に関わることが増えました。

訪問で

放課後等デイサービスで

児童発達支援施設で

通いのことばの教室で


それぞれに頻度はマチマチですが、

共通して言えることは

「親も含めた支援」ということです。


また、発達検査などで指摘されるまでは気づかないことも多々あります。

行政などの発達検査は「掬い上げ」の部分が大きいので遅れの「指摘」が

メインになりやすいです。

また小児外来でも継続して専門的関わりを通院するには、「変化・改善があるか」が

短期間の間に判断材料となることもあります。

保育園・幼稚園でも「~が他の子たちと上手く出来ないみたいで」とダイレクトに

指摘されることもあります。

私自身、親として子どもを育てる中でこう言った経験をしてきました。

専門的な知識があってもショックを受けるものですし

「わかっていない」と思いたくなるものです。


また色んな親御さんがおられます。


自分のお子さんを注意出来ない

過度に𠮟りつける

見て見ぬフリをする

放置してしまう

自分の経験だけに頼ってしまう(昔は自分もそうだったから大丈夫)

本来の正常発達の段階で見ても出来なくて当たり前のことを出来ないと悲観する


自信が親から受けてきた事や生まれるまでの背景もあったりもしますし、様々です。


またお父さんお母さんの間で意見が食い違ったり、親戚から心配を込めて指摘されたり、、


お父さんお母さんも疲弊しています。


親御さんと同席で関わる中で、時に親御さんとの会話を中心にすることもあります。

またご自宅での関わり方や様子、言葉以外の背景・環境が非常に大切です。


その上で親御さんを「ねぎらい」ます。


これはヨイショでは無く、一緒に子供と伴走し続けて行ってもらうために重要です。


一気に変わらなくても、関わり方の一部が変化したらその都度「ねぎらい」ます。


お子さんがコミュニケーション以外でも良い変化があったら都度お伝えします。


モチベーションを保ちつつ、我が子が頑張っている事、可能性がまだまだあること。


その様な話を専門的な話の間に挟む意識をしています。


先日、これまで無口で周りの療育スタッフに一切話しかけず、ただお子さんを連れてこられていたお父さん(スタッフも最初はDVも疑っていた)が関わりの中で、お子さんや自身のこれまでのお話(自分の周りの障害に対する想い)をされました。

「ねぎらい」ながら、お父さんの心がけて来られた「良い事」をお伝えしていきました。

同席の親が嬉しい顔をしているとお子さんも嬉しくリラックスするものです。


お世話になっている療育施設の施設長さんは

「先ずは、ここに通い続けてくれたら満点、少しずつ話していくし、時々お母さんも抱きしめたりする、よく頑張ってるって」と仰います。


折れない事、続ける事、伴走する事。


子どもの周りを含めた関わりを今後も続けて行こうと思います。










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