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執筆者の写真hanataku2019

「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その23


リスクシリーズ続いて来ましたが、

今回は半分リスクについて、半分社会資源の共有という内容です。


在宅で相談されたり、課題になるのが


「お薬の飲み方・管理・内容の」です。


お薬の内容を知らないと判断(それが異常な事態で医療機関や看護師さんに相談すべき自体なのか)も難しかったり、、


在宅あるあるで言えば

パーキンソン病の方が良く服用されている「Lドーパ」系(メネシットやマドパー)や

高血圧の方の「メチルドパ」系(アルドメット)を服用されていて

便秘になると

酸化マグネシウム系(マグミット)を一緒に服用すると

口の中が褐色から真っ黒になります。*1


知らない利用者さん、ご家族は

「何の病気やろうか、、、、!」

我々も

「えらいこっちゃ!すぐ病院へ!」

となっては困るので、、


先ずは「お薬手帳」やお薬全体を把握できるものを確認させてもらいます。


それでも解らないときは処方薬局にお電話したり共同で担当している看護師さんに相談します。


お薬量や設定は表面上わからないこともあったりします。

例えば血圧設定。

あえて高めで設定されている方もいるので、その辺りは受診時のお話の様子や日々の血圧変化も含めて確認してからの相談がベターかと思います(極端に高い低いは別として)


嚥下機能の点からは

内服薬が錠剤では難しい、とか管理の問題から一包化してほしい、に関しては

処方薬局に連絡すると病院、主治医との対応をしてくださることが多いので、

まずは処方薬局に相談となります。

この為に、予約を取って介護タクシーに乗って、診察待って相談、という手間が大きく省けるので知っていると知っていないでは大きな違いです。


また在宅薬剤師さんを利用することで、実際に訪問してのお薬に関する前述のような相談にも乗って下さいます。*2


やっぱり「餅は餅屋」だと思う次第です。



*1内用薬簡易懸濁時におけるL-ドパやメチルドパ含有製剤と酸化マグネシウムとの配合変化


*2薬キャリ


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