top of page

「ST、在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」192

最近訪問開始した退院時に経鼻栄養と一部経口摂取として均質なペースト食、にて栄養調整をして来られた方がおられます。

年末年始を挟み、訪問開始までの事務手続きなどの期間を経て、訪問すると体重が10キロ近く退院時より減少されていました。


何故かと詳しく見ていくと、、

思い出した事が、、


以前、回復期病院に所属していた時に退院後の生活に関するアンケートを実施した事があります。その際の回答を見ていくと退院前指導でセラピストが、伝えた環境設定を守っている人がことの他少なく、安全な設定として提案した「出来る」がわかると自宅で次のトライを其々にしたくなる、という傾向にある事がわかりました。(移動、移乗、食事など)


退院時は全介助の方なので寝たきりの設定でカロリー計算をされていましたが、全介助でも歩かせたい、立たせたい、座らせたいというご家族なので積極的に移乗や離床をリスクがあっても行われていて、「口から食べて元気になってほしい」の想いからミキサーにかけた肉野菜を摂取されていました。


結果的に1日に必要なカロリーの差を計算すると毎日➖700kcalである事が分かりました。


その方の心身の状態のみで退院後の生活を想定すると、こういった「ズレ」が生じてくるので

家族の意向や環境など背景因子を捉えて関わる大切さを改めて感じたケースでした。
















 

閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page