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「ふたたび、暖簾をかけるまで」

「ふたたび、暖簾をかけるまで」第57話

(担当STとその後のやりとり)

マスターに振り返りに付けて頂いていた日記はデモで「暖簾をかける」所まででした。

実用的な手帳は付け続けておられますが、、


模擬的に8人でお客さんとしてオープンしてもらいました。

その日は前回も書きましたが、患者さんではなく、居酒屋のマスターでした。


ただ、その翌日は


一日疲れて寝ておられたとのことでした。

体の体力はこれまでの経過を見て頂ければわかりますが、問題が無いレベルまで回復されています。


日常生活、作業所での買い物では売り場での混乱や奥行きで迷うことは既に無かったのですが、当日はストックしているハズの野菜、調味料など何処にあるかわからなかったそうです。

また、盛り付け量の戸惑いなどもあったと。


そして「全部合わせて2時間で」

とお伝えしていましたが、終了後洗い物をその日に奥さんとされていたともお聞きしました。


一見、日常生活や作業所生活ではわからなくなっていた


構成、空間認識や同時処理、精神性の易疲労(考えすぎると疲れる)が


このシチュエーションではまだまだ課題があることがわかったのです。。


さて、どうやって本当に暖簾を掛けようか、とここから更に頑張って頂くことに。。


幸いなことに疲れて寝こまれましたが、やる気はより一層出ておられました。








*この日記は高次脳機能障害からの記憶障害の練習の為にご家族による当時の様子、思いとご本人による振り返りから構成されています。ご夫婦より多くの方に知ってもらいたい、とのご希望があり、掲載しております。

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